和算を知る / 時代をたどる
一冊から、次の問いへ。
本が出る。誰かが解説する。別の人が新しい問題を残す。発見日と刊行日を分けながら、和算の歩みをたどります。
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- 1299中国の数学書
- 1627初版刊行
- 1641遺題
- 1674刊行
- 1685解説の刊行
- 1710編纂の節目
『大成算経』
関と建部兄弟の研究を集めた大きな体系。編纂は1683年に始まり、1710年頃に大きな節目を迎えました。年表に示す1710年は編纂の節目であり、個々の研究の発見年・写本の書写年とは区別します。
- 1712死後刊行
- 1722序文の年記
建部賢弘『綴術算経』
円周率・円弧の研究と、研究方法そのものを記します。序文は1722年。内閣本には1725年の付録があり、本全体の成立を一つの日付にまとめない読み方が必要です。
- 1822算額奉納
入澤新太郎の六球連鎖
寒川神社に奉納された接球問題。原額は失われ、1832年の『古今算鑑』の記録などから内容が伝わります。
- 1832刊行
内田五観編『古今算鑑』
京都大学に画像と書誌が公開される和算書。失われた算額の問題をたどるためにも、こうした記録が重要になります。
- 1872教育の転換
学校教育で洋算を採用する方針へ
学制による転換です。和算を学んだ人々は初期の学校教育にも参加し、一部の地域では後まで和算塾が続きました。数学と人のつながりが一夜で消えたわけではありません。